ラフにタフにgo...

写真と古着と音楽と、が好きな新米社会人の日記的なお話。

根幹になるべく秋のあの日。

 

自分が初めて行ったライブは、高校2年生の11月、UVERworldの東京ドーム公演。

めちゃくちゃ好き!ってわけでもなかったけど、部活の友達に誘われて行ってみた。

 

スポーツ観戦等も経験になかったおれにとって、あんなにも人が1つの場所に集まること自体が新鮮。ライブの始まり、照明が落ちると共に熱狂に包まれる感覚は、忘れないだろう。

 

リリースされたばかりの新曲で始まるステージ、知っている曲の連続に合わせ、何もわからず周りに合わせて手を振って、口ずさんで、叫んで、レスポンスも見様見真似で曖昧で、だけど純粋に楽しかった。

 

口にも出せねえ夢は何にも叶わねえと彼は言った。当時の僕は将来から考えることから逃げていて、何となく冷めていて、腐っていて。毎日は楽しかったけど、それが充実かどうかもわからなくなっていて。だけど、あの非日常的な空間で、熱く生きたいという気持ちが芽生えて。すぐに何かを始めたり出来た訳ではないけど、その後何かに頑張れたのは、あの時の熱い感覚が後押ししていた気がする。

 

さて今の自分はどうか、なんて言うと、現実からの乖離を求めていて、その根幹に熱い生き方をしたいという気持ちが蠢いている。そんな人たちに憧れを持ったまま燻っている。

 

これは岐路だ。